全日本小学生バンドフェスティバル東京都大会

投稿日:2019年8月22日

カテゴリー: 活動報告

“シンフォニア・ノビリッシマ” 吹奏楽のあの難曲を、金管バンドで演奏する。

木管楽器の柔らかい音を金管楽器で表現し、しかも、後半は動き(ドリル)も入る。

どんなに練習が大変だったか、そう思うと冷静には聞いていられないだろうな。

等々、思いを馳せながら、ラッシュ時間帯での電車の移動。

とにかく遅れないようにと、ドキドキしながら、立川立飛の会場へと向かう。

そんな保護者の思いとは裏腹に、子どもたちはいつも通り、マイペース。

無事に時間通りに到着、会場入り、音出し。会場には他校も音出しをしている。

本番前のピリピリした空気の中、東陽小も音出し開始。

いつも通り、安定している。きっと大丈夫だよ!と会場の端で、密かにエールを送る保護者。もう何もしてあげられない。見守ることしかできない。頑張って!

そして、いよいよ東陽小の出番。

入れ替えに時間の余裕があったのか、なかなか始まらない。ちょっとじらされたような気持ちの中で、ようやく虫明先生の持つ指揮棒が構えられた。

子ども達、すごい集中力だ。背中を向けている先生の圧、子ども達には凄いのであろう・・・と容易に想像がつくほどの虫明先生の背中の気迫。

指揮棒が振られたと同時に、いよいよ曲が始まった。

とてもインパクトのある冒頭の演奏、良い!華やかである。

後半での動き(ドリル)も、数日前の練習よりも、とても良くなっている。

春には、想像もつかなかった子どもたちの姿に、とても感動した。

聞き入っているうちに、あっという間に演奏は終了。ほぼ練習どおり、大きなミスはなく、演奏が終わった。精一杯、出し切っていたと感じた。

お疲れさま!賞は元より、みんなこの夏成長したよ!!

でも、みんなの目指すところは、全員が金賞、全国大会。

昼食後、第二部の学校の演奏を聞いた後、いよいよ結果発表。

 会場全体が見守る中、各校、代表児童二名が、表彰式場へ。

東陽小学校も、そこで順番を待っている。

子ども達も、保護者もドキドキしながらその瞬間を待っていた。

東陽小学校 銀賞 ・・・子どもたちをみると、顔を見合わせた後、泣いている。

その後、六年生は、殆どの子が号泣。下級生はがっかり・・・の表情。

六年生は最後の大会。最後の夏。下級生たちは来年もある。子ども達は様々な気持ちの中で、表彰式が終わり、そして今年の大会も終わった。

子ども達は、帰りの電車では、疲労も感じられたが、夕方のラッシュに当たりながらも、パート事に分かれて、マナーもしっかりと守れ、行動できた。

小学生時代には、大変貴重な経験であり、かけがえのない時間だと感じている。

今日一日、保護者の一人として、子どもが家を出発してから、仲間との様子、演奏、少々注意されるようなことがあっても、日々の虫明先生のご指導と、仲間との助け合いによって、成り立っている、とても素晴らしいバンドだと感じた。

これからも、地域の皆様に応援して頂きながら、また、様々な方々への感謝の気持ちを持って、今年度の残りの活動も、保護者としても、楽しく支援していきたい。

2019.8.22 ペンネーム ひなちゃん

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